2017年5月4日

智恵と慈悲 「苦しまなくて、いいんだよ」を読み解く⑤

今回は智恵と慈悲というキーワードです。

以下引用

ブッダの教えは「智恵」と「慈悲」の二本柱で成り立っています。
心の奥まで洞察し、苦しみが生じる根本原因たる無知の闇を照らす「智恵」。
そして「慈悲」とは、他者(衆生)を慈しみ、幸せを与え、また、苦悩する他者の苦しみを取り除こうとする心です。
両者はお互いを補完しながら自他の苦しみを滅していきます。

簡単に言えば、自己の成長、幸せを「智恵」、他者の幸せを「慈悲」と考えればよいでしょうか。
補完しながら滅していくというのは興味深いです。

引用
「智恵」を得るためには、身体行動(身)と言葉(口)という具体的な行動を調えるということから始めて徐々に心(意)という抽象度の高いものを調えていくという順序。

「慈悲」の実践は、まず心の中で慈しみの心が育まれ、それが身体や言葉による具体的行動によって表現されているという事です。

「八正道」は、身・口・意における実践項目すべてが含まれた「統合的実践」といえるでしょう。

智恵を得るための具体的方法はまず、身体的行動と言葉を調え、後に心が調えられるという順序。
そして慈悲は逆の流れで、はじめに心(想い)があり、そこから身体や言葉の行動に移るという順序というわけです。

まさに自己啓発的な教えですね。
なによりも自分の行動、思想、観念をどうするのかが大切です。

ここでまた「八正道」がでてきましたが、やはり自己の成長と幸福を得るため、また苦しみを滅する為の方法として、やはり「八正道」が大切だと思いしらされますね。



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